「“染める”より、“活かす”を選ぶ美しさへ」
先日、あるお客様と白髪染めについてお話をしていたとき、
「結局またすぐのびるし、もうしょうがないですよね」
と、笑いながらおっしゃっていて、私自身も本当にこればっかりは抗っても仕方ないよなと常日頃思っています。
白髪に対する“向き合い方”は人それぞれ。でも、全員に共通しているのは、「白髪は必ず訪れるもの」だということ。
白髪って、誰にでも起きる自然な変化で、
決して自分だけに起きている特別なことじゃない。
だからこそ「どう受け止めるか」は、その人の人生観や気持ちに深く関わってくるものですよね。
私は、白髪をただ“隠す”だけではなく、
今のご自身の髪の状態を受け止め、楽しみながら付き合っていくことができたら、
より自由になれるってことを美容師としても自身でも体感しています。
馴染ませたり、色味で遊んでみたり、
白髪と共に“新しい自分らしさ”を見つけることも、美容の楽しさであり自身を解放
してあげられることのひとつだと思うからです。
実は、白髪に強く不安を抱えていらっしゃる方と関わる中で、
私自身も色々と考えさせられることがありました。
どんなに丁寧に対応しても、不安な気持ちが先に立つと、
それは“安心”にはつながらないこともあるのだと、身に沁みて感じました。
今一度urauraからお伝えしたいことがあります。
urauraでは、白髪を通して「ただ染める」のではなく、
ひとりひとりの白髪率、箇所、髪質、似合わせ、ご希望に沿ったとても繊細な配合
の薬剤選定、白髪率に合わせた薬剤の塗り分け、頭皮の負担にならない塗布の仕
方、ハイライトを用いたデザイン提案等々、その人に合ったヘアスタイルの共有を
心掛けています。
是非なりたい雰囲気ややってみたいカラーやデザインなどカウンセリング時にお気
軽にご相談ください。
薬剤を混ぜた後には対応ができないのでこちらだけご注意ください。
あなたがこれからのご自身と、より心地よく付き合っていくための時間を一緒につ
くりたいと心より思っています。
不安をゼロにするのは難しくても、安心して「これでいい」と思えるような関わり
方が、今の私にとって本当に大切なんだと感じています。
どんな変化も、自然なこと。
その変化と一緒に、美しさを見つけていく――
そんな時間を、一緒に紡いでいけたら嬉しいです。
⸻
✂️ どうかあなたの髪をやさしく扱ってあげて下さい
髪は、生きている証のようなもの。
だって命があるからこそ、髪はのびて、白髪も生えてくるんです。
髪ってしなやかで、たくましくて、
実はとても素直。
こっちが願いを込めて丁寧に付き合えば、ちゃんと応えてくれる存在なんです。
少し傷んだって、また整えればいい。切ればまたのびてくる。
そうやって何度でも、再生してくれる髪と一緒に、自分自身とも向き合っていけたら。
どうかあなた自身の髪を信じてやさしく扱ってあげてください。
必ず何か返してくれるものがありますよ。