縮毛矯正のケーススタディ
最近、夏も終わろうとしているこの時期になぜだか縮毛矯正のメニューが多いです。
縮毛矯正という技術はくせがのびてお手入れが楽になったり、
余分なボリュームや広がりを抑えられたり、
くせ毛の人たちが抱えるお悩みのストレスを解消する
メニューとしてとても重要です。
一方、どうしても髪本来の質感を変えることになるので
どこかしら自然ではないところがでてきます。
今まで美容師の立場から、お客様ひとりひとりのご要望に向き合いながら
なおかつプロの目線で一番適切な技術を施すことをしてきました。
何度かに一回納得のいかない(お客様の願いとできることの差から生じる)ことが
どうしても起きていました。
こういうことはこの職業を続ける以上いつまでも終わることのない
ことだと思っています。
ではそこで何をするのか。何ができるのか。
まずは自分の中の縮毛矯正の技術の見直しをしました。
まずは縮毛矯正とはどういうことが髪に起きて、どういう結果が髪に起こるのか。
そしてエンドユーザーは何を縮毛矯正に求めているのか。
自分が追い求めているいいヘアスタイルとお客様の願いにどんな差があるのか。
そこにどこまで、どういう形で近づけるのか。どう折り合いをつけるのか。
私の願いはヘアサロンでの『peace』です。ピース=平和=ご機嫌な日々の暮らしです。
でも私は神ではないので自分の『peace』も大切です。
なので毎回壁にぶつかるのです。
今回はケーススタディをしてどんな願いのお客様にもある程度対応のできるような、
お客様が選択しやすいような技術に行きつきました。
そして自分がいいと思うテンションも少し明確になりました。
きっとこういうことってエンドユーザーがいる職種のかたたちは日々向き合っている
ことがらなんでは。。。と思います。